パーマカルチャー入門:3つの倫理とわたしの暮らし

 「パーマカルチャー」と聞くと、

畑や自給自足を思い浮かべる人も多いかもしれません。


でも、本質はもっと広くて深いもの。

自然と調和しながら、人間の暮らし全体をデザインしていく考え方なんです。


私自身、畑はないし、開墾もしていません。

それでもこの思想は、日々の選択や暮らし方にしっかり活かせるんだなと感じています。





なぜ「思想」だけでも実践できるの?



パーマカルチャーが素敵だなと思うのは、

「思想」そのものが実践の入り口になっているところです。


それは「地球や人との関係をどう築くか?」という問いかけであり、

私たちがすぐそばでできるヒントにもつながっています。


たとえば:


・ゴミを減らす工夫をする

・小さな暮らしを選ぶ

・疲れたときに「ちゃんと休む」ことを選ぶ


こんな日々の選択にも、

パーマカルチャーのエッセンスが宿っているように感じます。





パーマカルチャーの3つの倫理



パーマカルチャーの基本には、次の「3つの倫理」があります。


この3つを心に置いておくだけで、

自然との関わり方や、日々の暮らしの見え方がちょっとずつ変わってくるんです。




● 地球をケアする(Earth Care)


自然環境や生態系を大切にすること。

人間も地球の一部であり、共に生きているという意識。


→ わたしの場合:

使い捨てを減らすこと、自然素材を選ぶこと、

季節の移り変わりに気づく時間をつくるようにしています。




● 人をケアする(People Care)


自分自身も含めて、人の心や体の健康を大切にすること。


→ わたしの場合:

無理せず休む、ひとりの時間を持つ、

自分の「今」に正直にいるようにしています。




● 余剰を分かち合う(Fair Share)


必要以上に抱え込まず、余ったものは分かち合うという考え方。

人だけでなく、地球にも「余白を残す」ような暮らし方です。


→ わたしの場合:

使っていないものを手放したり、

暮らしの中で見つけた気づきをブログでシェアしたりしています。





この3つの倫理と、わたしの暮らし



私はこの3つの倫理を、

「暮らしの軸」みたいなものとして心に置いています。


たとえば、


「これって地球にやさしいかな?」

「自分にとって心地いい選択かな?」

「ちょっとした工夫、誰かの役に立つかな?」


そんな問いかけをしながら、

少しずつ、ゆっくり、暮らしを整えていく日々です。




完璧じゃなくても大丈夫。

立派な畑がなくても、「暮らしそのもの」がわたしの土壌。


そんな気持ちで、これからもパーマカルチャーの考え方を

自分なりに育てていきたいと思います🌿




次回からは、パーマカルチャーの「12の原則」を

1つずつ紹介していきます。


まずは「観察し、関わる(Observe and Interact)」から。

どうぞお楽しみに🌼




## 編集後記:ペイルのひとこと🌱


「3つの倫理」を書きながら、  

最初は「全然できてないかも…」って思ってたんです。


でもふと気づいたら、お弁当屋さんでマイ箸を使ってたり、  

Tシャツが綿100%だったり、木のまな板やスプーンを使ってたり…。


意外と、自然に「地球をケアする」選択をしてたんだなあって。


完璧じゃなくても、「気持ちいいからそうしてた」っていう感覚そのものが、  

たぶん、もう実践なんだなって思えました🌿


この気づきも、ひとつの収穫だったなぁ🍀


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